STATION TO STATION

THIN WHITE DUKE NOTES TOP


CD盤ジャケット

アナログ盤ジャケット


STATION TO STATION 収録曲 (1976年発売)

1. STATION TO STATION
2. GOLDEN YEARS
3. WORD ON A WING
4. TVC15
5. STAY
6. WILD IS THE WIND






1976年発売。前作の「YOUNG AMERICANS」でアメリカで大成功を収めたデヴィッド・ボウイは、本作品「STATION TO STATION」で明確にヨーロッパ回帰を見せる。

上のジャケットは左がCD盤、右が小さいがアナログ盤のジャケットで、アナログ盤の裏面では真っ白な背景に赤い INPACT(FONT)のような太文字字体で、曲名が印刷されていた。

ダイアモンドドッグスに次ぐペルソナとして、本作品では新たに、「THIN WHITE DUKE」というキャラクターを登場させている。ただ、以前のようにキャラクターを前面に押し出すわけでもなく、添え物的な扱いとなっている。本作品「STATION TO STATION」発表以降、キャラクター封印宣言のような発言をしている。
(ちなみに日本盤初盤(アナログ盤)の掲載歌詞では、上記のキャラクター「THIN WHITE DUKE」が、「CLEAN WHITE TUBE」と誤記されていた。)

レコーディングメンバーは、しばらく活動を共にするカルロス・アロマー、デニス・デイヴィス、ジョージ・マーレーと、キーボードがロイ・ビタン、ゲストギタリストがアール・スリックとなる。アール・スリックはこの後ソロ・アルバムを出すが、稀に中古盤屋さんで見かけるので、コレクションしたい方はマメに探してみるといいでしょう。
「STATION TO STATION」発表後のツアーでは、ステイシー・ヘイドンの方が同行期間は長いはずである。この時期のツアーについてはいくつかの海賊版が発売されているが、サウンドボードからではなく恐らくカセットが音源と思われるので、熱心なファン以外は手を出さなくていいと思う。ただし、「アラジン・セイン」収録曲の「パニック・イン・デトロイト」の長尺アレンジは一聴の価値あり。長いドラムソロとエフェクトされたボーカルとの掛け合いは、是非その場で聴いてみたかったものだ。

「STATION TO STATION」発売後のインタビューでも言及されているが、本作ではリバーブエフェクトを排し、硬質で他に例を見ない "WHITE FUNK" とでも呼ぶべきサウンドを構築している。質感としては、1978年発売のレッド・ツェッペリンの作品「プレゼンス」も近い感じだろうか。非常に硬質なサウンドである。音楽的にはオリジネイターとして評価されることの少ないデヴィッド・ボウイであるが、本作品「STATION TO STATION」は、白人的なアプローチのブラック・ミュージックの一つの到達点として、もっと評価が高まってもいいのではと思うのだが。ファン心理かな(?_?)

収録曲の6曲目「WILD IS THE WIND」(邦題:野生の息吹)は、1957年、ジョージ・キューカー監督による同名タイトルの映画主題歌。デヴィッド・ボウイがこの映画を見たのかどうかは知らないが、評価の高い映画である。この監督は、他には「若草物語」「マイフェアレディ」なんかを撮っているので、ご興味のある方は見てみるといいでしょう。他の曲が硬質なファンクサウンドで、何故最後にこれほどベタベタの辛気臭い曲が入っているのか、最初は違和感を覚えたが、聴き込むうちに結構好きになった。デヴィッド・ボウイの歌い方・声質は理解できない、何がいいのかわからないという人も結構いるようだが、こういうスタンダードナンバーとでも言うべき曲を歌った時、そのボーカル表現力の奥深さを思い知らされる。

この時期のカヴァー曲としては、あのブルース・スプリングスティーンのデビューアルバムに収録されていた「IT'S HARD TO BE A SAINT IN THE CITY」(邦題:都会で聖者になるのは大変だ)がある。恐らく、アレンジの質感的に、「STATION TO STATION」録音時期の少し前の録音ではないかと思えるが、アメリカの良心 ”スプリングスティーン” の楽曲も、デヴィッド・ボウイの手にかかると歪んだ世界に様変わりする。当時はまゆげを剃って髪を赤く染めたりしてたこともあり、インタビューでも言ってるが「田舎から都会に出てきたスプリングスティーンは、可哀想に、俺のアレンジに驚いてたよ」みたいな、おちょくった発言をしていた。

2007年1月6日に記載




以下、準備中コンテンツ。

>> LYRICS (1976-1979)
>> THE MAN WHO FELL TO EARTH

<PRODUCE WORK>
>> IDIOT
>> LUST FOR LIFE

<OTHERS>
>> TV EYE
>> PEACE ON EARTH



問い合わせ(M-SYNDROME)このページのTOPへ  更新日:2008/8/26



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