地球に落ちてきた男(The Man Who Fell to Earth)

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地球に落ちてきた男

製作年:1976年
上映時間:119分(米公開版、完全版:140分)
イーストマンカラー/モノラル/パナビジョン
製作:ブリティッシュ・ライオン・フィルム(イギリス)
1977年度サターン・アワード 最優秀主演男優賞受賞(作品賞ノミネート)
1976年度ベルリン国際映画祭 金熊賞ノミネート

監督:ニコラス・ローグ「マリリンとアインシュタイン」
製作:マイケル・ディーリー、バリー・スピキングス
製作総指揮:サイ・リトヴィノフ
原作:ウォルター・テヴィス
脚本:ポール・メイアースバーグ
撮影:アンソニー・B・リッチモンド
音楽:ジョン・フィリップス
美術:ブライアン・イートウェル
衣裳デザイン:メイ・ロース
編集:グレアム・グリフォード

デビッド・ボウイ(トーマス・ジェローム・ニュートン)
リップ・トーン(ネイサン・ブライス)
キャンディ・クラーク(メリー・ルウ)
バック・ヘンリー(オリバー・ファーンスワース)
バーニー・キャシー(ピータース)
ジャクソン・D・カーン(カヌッティ教授)
ジム・ラベル(アポロ13号船長)














あらすじ・・・

絶滅寸前の星から地球に独りの男がやってくる。彼は家族を救うために水を探して、地球にやってきた。アメリカのニュ-・メキシコに不時着した彼はニュートンと名乗り、片田舎のホテルに引きこもり、メイドのメリー・ルーの世話になりながら、発明家として数々の発明と特許で短期間で成功を治める。ニュートンを愛しはじめるメリー・ルーだが、彼は普通の人間とはどこか違う。そんな中、彼の発明に脅威を抱いた政府は、宇宙へ旅立とうとするニュートンをとらえて人体実験を始めるのだった…。

レヴュー・・・

完全版は2時間20分と、割と長尺映画である。この作品への出演オファーがニコラス・ローグ監督からきたとき、「この役柄を演じたら、撮影が終わっても半年はこのキャラクターから抜け出せなくなると言われ、実際にその通りだった」と、後にボウイは述懐している。役柄も「異星から地球にきた宇宙人」という役柄で、ボウイのイメージ、容貌もこの役柄にはまさにうってつけ。ボウイのために作られたような映画だ。

エレベーターの急上昇で貧血で倒れるシーンや、十数台のテレビ番組を同時に視聴して情報を得ているシーンなど、異星人=ボウイのエキセントリックさを描くのに効果的なシーン。とにかく全編、デヴィッド・ボウイを堪能できる映画ではある。

ニコラス・ローグ監督としてはトーマス・ジェローム・ニュートンというキャラクターをデヴィッド・ボウイにオファーしたつもりが、ボウイが映画を自分のものにしてしまたったのでは? そんな印象すら受ける。

映画の中ではネイサン・ブライスという登場人物の視点でトーマス・ジェローム・ニュートンを見るシーンが多いのだが、映画を見る観客もこの登場人物の視点で異星人”ボウイ”を見ることになる。ここらへんの演出上の設定も、ボウイをより一層引き立てる作品に仕上た一因だろう。

残念なのは、メリー・ルウというメイド役のキャンディ・クラークが劇中よく叫ぶのだが、ちょっと煩かったかな。。映画の雰囲気を一瞬壊してしまう。ボウイが宇宙人である自分の正体をメリー・ルウに明かすシーンでは「おもらし」もしてしまい、そこも丁寧に映画では描かれているのだが。。「おもらし」はなくてもよかったシーンかと思う。

中段のメリー・ルウとのショットは教会のミサで歌うシーンなのだが、ここでの意図的なボウイの音痴ぶりはなかなか聞き物である。

左の一番下の帽子をかぶった写真は、映画のラストシーン。遠い星に残してきた家族との再会も果たされず、地球で生きていかなくてはならなくなった異星人の悲哀が感じられるシーン。

ファン以外は見なくてもいいかなとは思う映画だが、ちょっと変わった映画が見たい方にはお奨めです。




以下、準備中コンテンツ。

>> LYRICS (1976-1979)
>> THE MAN WHO FELL TO EARTH

<PRODUCE WORK>
>> IDIOT
>> LUST FOR LIFE

<OTHERS>
>> TV EYE
>> PEACE ON EARTH



問い合わせ(M-SYNDROME)このページのTOPへ  更新日:2008/8/26



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