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HansaByTheWall |
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viewfromHansa |


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Berlin Apartment にて |
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レコーディングは「LOW」に続き "HANSA STUDIOS" ベルリンである。当時はまだ "ベルリンの壁" があった時代で、左の写真はそれぞれ "HANSA STUDIOS" と、そこから見ることのできる景色。
「レコーディングスタジオから外を見ると、毎日決まった時間に"壁"の前でおち合う恋人がいたんだ。なぜそんなところでおち合うのか考えてみたけど、彼らはきっと人目を忍ばなければならない理由があって、その罪の意識を、2つの世界を隔てる"壁"でおち合うことで、和らげていたんじゃないかと思ったんだ」・・・と、いうような発言を
( 発言を正確に再現してないので、あくまでニュアンスだけつかんでください ) していたが、そのようなエピソードも、本作品、「HEROES」に影響を与えているように感じる。
「LOW」に続き、ブライアン・イーノが参加、また、ロバート・フリップも参加している本作は、「LOW」に比較するとドラマチックでもあり、キャッチーな印象も受ける。
感覚的な表現だが、「LOW」までの作品群にあった鋭利なナイフのような切れ味、ヒリヒリとした切迫感のようなものが、この作品を境にして感じられなくなった。「"HEROES"」、続く「LODGER」と、軽いノリとでも言うのだろうか。いい表現をすると、わかり易いポジティブさが前面に出るようになったとも言えるのだが。
そうは言っても、当時初めて聞いた時、1曲目の「BEAUTY AND THE BEAST」には圧倒された。全編「うにょうにょ」とした、何か緩く伸びきった弦で弾いてるのかと思わせるようなトリートメントを施したロバート・フリップのギター、イーノの特徴的な「ゆがんだ」シンセサイザー、そこに今までにない力強い印象のボウイのボーカルとが渾然一体となったロックサウンド。プログレでもロックンロールでもパンクでもない音楽である。
この時期は、パンクが全盛を極め、それまでのメイン・ストリームであったハードロックやプログレが「オールドウェイブ」となっていた時代。そのような中で、「LOW」「HEROES」と、どこにも属するところがないサウンドでありながらそれなりのSALESを記録し、かつ評価を高めていたのは、さすがというしかない。時代の空気を敏感に察知して、ちょっとだけ先の未来の音楽を創造する、しかもクールに。そういったバランス感覚に優れているアーティストだ。
ちなみにこの作品でもボウイのアルトサックスが聴けるが、ハイスクール時代(先輩がピーター・フランプトン!)から始めたボウイのサックスのアイドルはキング・カーティス。JAZZのコーナーで見つかると思うが、作品はあまり難しいJAZZではなくPOPな楽曲が多いので、興味のある方は聴いてみてください。ちなみに6曲目に収録されている「V-2 SCHNEIDER」のイントロで印象的なサックスが聴けるが、これはオンビートで入るところ、間違ってオフビートで吹き始めてしまったもの。結果的にいい感じだったので、そのまま採用になったそうです。アルバムのレコーディング期間は約2週間。
2007年1月8日に記載
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